戦いの火ぶたが切って落とされました。
稽古場に声援が飛び交いました。
ファイト!
顛末はこちらで↓↓
https://www.youtube.com/watch?v=3JgFaoKUGtg
流麗な衣装パレードをおこないました。
もくもくと稽古に取り組みました。
覚さん(佐々木覚さん)がけーけ(千葉恵佑さん)にミサンガをつけてもらいました。
稽古場のお掃除をしました。
そのとき、稽古場にはたくさんのキキ(from『魔女の宅急便』)が出現しました。
小屋入り初日、金ちゃん(金原並央さん)が夜なべをしておにぎりを作ってきてくれました。
ばくばくと食べました。おいしかった。元気が出た。
真理くん(吉原真理さん)がムーディでした。
けーけが疲れて眠っていました。
お手伝いに来てくれた亀ちゃん(亀尾建史さん)に、阿部くん(阿部慎一郎さん)が子犬のようにじゃれていました。
劇場に入ってからも、たくさん、たくさん稽古をしました。
このようにして、我々はたたかったのでした。
*
クラス全員で立ち向かったと申しましたが、ぼくの暮らした思春期の日々のなかで、そんな経験を持つことは(ほとんど)ありませんでした。どちらかといえばそこは、酸素の薄い場所でした。
かたまりが苦手なのだと思います。
同じ制服を着て、どやどやと群れなして進む少年少女のかたまりに遭遇すると、いまでも身がすくむ思いがします。プラスの方向であれ、マイナスの方向であれ、空気の強制というものが発動する場所からは、全力で逃走するよう心がけてきました。
いかにして、嘘でなく、互いに深く呼吸することを許される場所に変容できるか、そんなことを考えながら稽古に臨んでいました。
わずかな時間ではありましたが、同じ船に乗り合わせ、冒険をともにできたことを、誇りに思います。
関係ない話ですが、「この座組みがクラスだとして、さくらさんは担任の先生で、ぼくはなんだ?」とアイデンティティ・クライシスに陥ったとき、加藤くんが「はっちゃんは転校生だよ」と言っていて、すっと納得したのでした。いや、本当に関係がないですね。
BOZZOさんの撮影してくれた、役者陣の集合写真。きらきら。
いつかまた、再会できることを祈りつつ、「せーの 稽古場ブログ」を閉じたいと思います。
元気でね。またね。心折れずに、それぞれの場所で。未来で。
820製作所/波田野淳紘